BCS とは?
BCS(Body Condition Score)は獣医療の標準的な体型評価で、1〜9 段階で判定します:1〜3 やせ、4〜5 理想、6〜7 過剰体重、8〜9 肥満。評価は肋骨の触れやすさ・真上からのくびれ・横からのお腹の引き上がりの 3 点。理想より 1 ポイント上がるごとに約 10〜15% の過剰体重に相当することが知られています。
被毛の豊かな品種(ゴールデン、サモエド、ラグドールなど)は見た目で判断しにくいもの。毛に隠れて体型が崩れていることもあるため、「見る」より「触る」が確実です。
体型が体重より大事な理由
研究によれば、理想体型を生涯維持したラブラドールは肥満個体より約 2 年長生きし、関節炎や糖尿病の発症も大きく遅れます。肥満はペットの「静かな流行病」です — 家庭の犬猫の半数以上が太り気味なのに、飼い主は気づいていません。「うちもみんなこんなもの」という錯覚のせいです。
よくある質問
太り気味と出ました。次は?
①まず病気を除外(甲状腺機能低下症やクッシング症候群は減量を妨げます)。②カロリー計算ツールで「減量期」の給餌量を算出。③おやつを半分にして運動を増やす。④2 週間ごとに体重を測り、週 1〜2% の減量を目標に。猫はさらにゆっくり(週 1% 以内)が鉄則です。
若い子にも使えますか?
使えます。子でも理想は 4〜5 です。成長期の肥満は脂肪細胞を永久に増やし、成犬期の肥満の大きな起点になります。「子どものうちは丸いほうがかわいい」の代償は大きいのです。

